山本文緒「あなたには帰る家がある」

夫は花になど興味がないが、秀明は「紫陽花の花が咲き始めましたね」と言ってくれた。平凡な家庭の主婦・綾子が恋をしたのは、そんな理由からだったかもしれない。そして秀明が恋に落ちたのも、仕事を持つ妻にはない、夕餉の支度をする幸福そうな綾子の姿を見たからなのかもしれない。妻の恋、夫の恋をきっかけに浮き彫りにされるそれぞれの家庭の事情―。「結婚」の意味を問う、恋愛長編小説。

 タイトルと、カバー裏の梗概、そしてピンクがかった装丁で、なんだかありふれた感じがしてなかなか読み始められなかったのだけど、読み終わった今は、「ふわあああ。。。」と嘆息。

 ありふれているといえばありふれているのに、どうしてこんなに心に残ってしまうんだろう。

 登場人物たちは。。。みんな「イヤな奴」ばかりだ。。。
 と、思うのに。。。
 イヤな奴ではなくて。。。
 みんな、すごく立派だ。。。と思う。
 みんな、正しい。。。

 みんな、間違っていて、カメの分際で意見してやりたくなるのに、それでも、やっぱり、みんな正しい。。。と最後の最後に思ってしまう。

 みんな、すごく立派に見える。真由美も、太郎も、秀明も、みんなすごく立派だ。(ここ、アニメ「伝説巨神イデオン」のパクリです(^^;)


山本文緒「あなたには帰る家がある」



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