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鯨統一郎「パラドックス学園 開かれた密室」

パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研。所属している部員は、ドイルにルブラン、カーにクリスティー。新入部員のワンダは、彼らが著名なミステリ作家であることを知っている。しかし、彼らは大学生で、ミステリ小説など読んだことがないと言う。ワンダは、パラレルワールドに入り込んでしまったのか!?一読驚嘆必至、鯨ミステリの極北にして、究極の傑作!本格ミステリ・パラパラ漫画つき。

先にネットで或る程度内容について読み知っていたので(だから、読んでみようかとも思ったのだが)、最初の「著者のことば」で笑ってしまった。

本当におもしろい本ほど、壁に叩きつけたくなります

ほほお、と。

そして、扉ページの但し書き。

作品内で、この作品自体の犯人、トリックなどに言及していますので、本作を読了されたかただけこの作品をお読みください。

これは、ここ数年来の評論類の但し書きのパロディなわけで、つまりはそういう文章に手を出している読者を笑わせるためのものなわけだ。
要するに、この作品が至ってマニア向けだという、初っ端からの宣言に他ならない。
だからといって、これがガチガチの本格であるはずもなく、本格パロディ宣言なわけだろう。

『ミステリアス学園』の続編らしいが、前作についての記憶は全くない(笑)。だからといって、何一つ問題もなく軽快に読み進むことができる。

マニア向け、には違いないが、さほどのディレッタンティズムもなく、著者のことばがパチッと嵌り込むようなオチでもなかった。
パラパラマンガの件は、それで来たか、という感じだったけどね。

マニアックにおもしろかったのは、むしろ前作のほうだったかもしれない。記憶にないけど(笑)。

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鯨統一郎「タイムスリップ森鴎外」※ネタバレあり

大正11年、何者かの手によって80年後の渋谷道玄坂に突然タイムスリップさせられた森鴎外こと、森林太郎。元の世界に帰る方法を探る彼は、女子高校生・麓うらら達と共に昭和初期の作家達に共通する奇妙な現象を発見する。

かなり面白かった。こういう「ズレ」感覚のお話って、好きなのかもしれない。そういえば、森雅裕「マンハッタン英雄未満」も面白かったなあ。

 ただ、強いて言えば、やはり「犯人」が江○川乱歩というのは、乱歩の作品のみならず各種随筆などをも読んで育った者としては、いささか「待て待て!」と言いたいところは。。。(笑)
 同じ(でもないが)デンで、清涼院流水の「コズミック」が松尾芭蕉を犯人にしていたときには別にムッともしなかったんだけど(笑)。

 ドタバタミステリというか時間SFの一種として楽しんだけど、最後に鴎外の新刊(笑)として出てきた本たちのタイトルは、これはちょっと遊びすぎ? だって、これじゃあまるっきり盗作したみたいでは(笑)。

タイムスリップ森鴎外

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