必殺仕事人2010

やっと見ました(録画してたのです)。

悪くないできだったと思います。少なくとも、脚本的には、十分に新仕事人以前にまで遡れるんじゃないかと思います。

役者さんも、記憶、印象に残る演技を見せてくれた人が多かった。これも新仕事人以前の必殺の印象です。

難癖をつけるならば、悪役の中心たる人の二重ぶりが今ひとつ説得力がなかったかなというところでしょう。赤ん坊のところから大奥のところまででもう一枚足りなかったかなという気がします。このあたり、ファースト仕事人のアレやアレ(特に名を秘す)のインパクトの再現までにはなっていなかったかな。 再現などしなくても新しいインパクトならもちろんよかったのですが。

映像面は、ほんとにもう昔の「影」はつけることが難しいんだなあというところはあります。 がんばって影々しくしてはいるのがよくわかるんですが、影と光のせめぎ合いみたいなものは今の技術では逆に出せなくなってしまってるのかなあとそれが残念。

そうそう。

「取り分だ・・・」はいい場面だったと思うのですが、旅立っただけのことだとたぶんあれはないでしょうね。見ているこちらは「中村主水の」死を知っているのでその気分で見てしまって胸に染み入るものがあるのだけれど、ドラマ的にはたぶんあれは、ない。ないんだけれども、でも、あれがあって、よかった、と思っています。

見る前は恐る恐るだったのですが、かなり堪能できるものでした。映像がなあ・・・というもどかしさが残ってしまうけれど、でも、それはそれとして、私としては十分に近く、満足です。

(かめ)
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(秘)必殺現代版「主水の子孫が京都に現れた 仕事人VS暴走族」

必殺現代版。「主水の子孫が京都に現れた 仕事人VS暴走族」というタイトル通りに内容もまたベタなもので(笑)、「ムコ殿」で有名な藤田まことの中村主水(生命保険の勧誘員)、アクセサリー売りの三田村邦彦、ピアノの調律師の中条きよし、という顔ぶれでした。要するに、当時ヒットしていた「必殺仕事人III」の出演者たちをそのまま現代に持ってきたというところです。

 暴走族に暴行され自殺した妻と娘の仇をとろうとして、逆に殺されてしまった男の生命保険を仕事料に、暴走族たちを殺害していく、という実にシュールな出来でした。

でもまあ、或る意味では、本編がダメダメになりつつあったときのスペシャル最後の輝き?
妻・娘の恨みを晴らそうとして女装し暴走族を誘い出して復讐しようとする男を演じた芦屋小雁の演技は印象に残りますし、時代劇ならあまりショッキングではない暴行シーン、殺人シーンも、現代劇となると異様にインパクトはありました。

が、仕事人たちに殺しについての禁忌がなさそうなのは、よくよく考えるとやっぱりかなり空恐ろしいものがあります(^^;
 ほんとに「あっけらかん」とピアノ線で相手を縊り殺そうとするんですから(^^;

 このスペシャル版は長年の間映像ソフト化されていませんでしたので、本放送で見なかった人は、あまり鑑賞する機会はなかったんじゃないかなあ?

必殺仕事人スペシャル 大老殺し

 意外に再放送も少ないようで、リアルタイムで観て以来、ほとんど見返す機会もなかった。
 覚えている印象としては、ハードに造れば面白かっただろうに、珍プレー好プレーだのと悪い癖になった駄ギャグバラエティを入れたりするものだから、どうも一心には楽しめなかった……そんな感じだった。
 ただ、宍戸錠演じる仕事人と対する地獄組の鉄眼という暗殺プロとの対決など、なかなか渋かった記憶もあって、もう一度は観てみたいかなとは思っていた。いきなり冷徹な感じで再登場した加代も、印象がガラッと変わって案外悪くなかった……確か(笑)。
 で、最後の最後、おしまいの10分かそこらの仕事シーンだけに、政と影太郎が出てきて、そして影太郎はこれが最終出演にもなった。なれば、記念樹としてだけでも、再視聴してみたい。そう思って今回本当に久しぶりに鑑賞した。

 やはり、意味不明な駄ギャグバラエティとしてのべーすぼーる部分は今見ても面白くない。それ以外の点でも、例えばアクション面など、仕事人が忍者よろしくピョンピョン空中回転するのは子供っぽい感じで興ざめだった。
 剣劇人を以て週一回のテレビシリーズに終止符を打ち、年数回程度の特別編で展開するという触れ込みの、これが第一弾だったのだから、かなり期待して見ていたはず。そしてたぶん、失望して録画を消去していたのだ。

 けれどそのあとの続くスペシャルを見続けて――一番最初の「大老殺し」が、まだ一番よかったかも……などと思うようになっていた。

 今回そういう意味でも少し期待して観ていたのだけれども……特に第一弾だけあって、以降のものよりよかったわけでもなかった(^^;)。映像面、ドラマ性、セリフ、演出、いずれも仕事人後期以降の続きでしかやはりなかった。
 驚きとか、感傷とか、怒りとか……何かしら、観ているこちらが掻き立てられてしまう。そういう物語を、必殺シリーズは数多く紡ぎ出してくれていた。けれど――。
 やはりすでに終わっていたのだろうか。このときには――。

特別編 必殺仕事人「恐怖の大仕事」水戸・尾張・紀伊

ほとんど出てこない3代目元締め・六蔵の下、中村主水・畷左門・錺の秀・お加代・おしま、の体制で進んできた仕事人チームでのTVスペシャル版。こういう形での特別版は必殺シリーズの歴史の中でもこれが初めてだった。
 せっかくのスペシャルでもやはり元締めは出てくることはなく、その代わり、一ヶ月後から新たに始まる新シリーズ「必殺仕舞人」の坂東京山が先触れのように登場していた。

 他に、仕舞人を挟んでの仕事人第2シーズン「新必殺仕事人」で新登場することになる三味線屋勇次を演じた中条きよしがここでは悪人を演じており、勇次出現の前のこれまた先触れとなっていた。もっとも、中条きよしはこれより先に仕事人第61話「脅し技闇医術千両潰し」でも悪人役で登場しており、しかもこちらの方はほとんど勇次と同一のような色悪キャラだったので、この方が面白かった。

 京マチ子演じる坂東京山は、「必殺仕舞人」での京山と微妙にキャラクターは異なっており、それが後から見返したときに違和感となってしまうのが残念。さほど印象にも残らない。

 印象強いのは、寧ろゲスト仕事人の2人、フランキー堺演じる与市と、西郷輝彦演じる矢島仙十郎。
 与一は、その飄々としたキャラクターと、仕事の際の凄みを感じさせる表情、そして決戦前に唐突に殺害される幕切れと揃い、やはり印象強かったらしく、次のスペシャル版「仕事人大集合」でも鹿蔵の養子・名倉堂与市の名で復活していた。
 矢島仙十郎は、主水さえも一目置く「幻の仕事人」として登場し、しかし、体を壊し、次は自分が殺されるという恐怖感に取り憑かれ、酒に溺れているという設定で、主水たちにとって自分らの末路を見るような不安と焦りを感じさせる存在として、非常にインパクトあるキャラクターとなっていた。仙十郎の戦いぶり、その最後は際だったもので、この後西郷輝彦は幾度となくスペシャル版に登場、また「必殺まっしぐら!」でついにTVシリーズに香車東吉としてレギュラー仕事人となったが、ついにこの矢島仙十郎のキャラを超える役柄に巡り会うことはなかった。

 ゲスト仕事人たちの印象の強い作品だが、主水・左門・秀の主人公仕事人たちも決して負けず劣らずの渋い物語を作り上げており、特別版の名に恥じない出来となっている。

 スペシャル版も、続く「仕事人大集合」「必殺現代版」まではともかく、それ以降はTVシリーズに呼応してどんどんバラエティ化していった。渋く、地味にするとつまらなくなり、派手にしようとするとさらにつまらなくなる、この辺の空回りは見ていて哀しいものはあった。。。


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