新・刑事コロンボ「殺意のナイト・クラブ」

まだ石田版吹替バージョンはないらしくて(銀河万丈版はあるらしい)、見たのは字幕版。おかげで「ながら見」はできなくて、しっかり画面を注視で見られたのだけれども……。

これは、ただの刑事ドラマでしょ? サプライズできる閃きや推理は、ここには、ない。
唯一、死体の隠し場所がコロンボの頭の見せ所なわけだけど、見ているこちらも「鯉の数とは全く関係なく」隠すならあそこかなと思えてしまう。

なにより。つまりは犯行が杜撰なので、別にコロンボが出て来るまでの「素晴らしい事件」ではないのだ、これは。
その意味では、紛れもなく新シリーズそのままであって、ミステリドラマではなくて刑事ドラマ、少なくとも私が求めた「刑事コロンボ」にはなっていなかったのだ、やはり……。

これからいつか、吹替バージョンが放映されたとしても、強いて見ようとはしないかもしれないなあ――。
スポンサーサイト

新・刑事コロンボ「恋におちたコロンボ」

刑事コロンボ新シリーズ。
ローレンは恋人ニックに利用されるのを不満に感じ別の恋人リサと共謀、ニックを射殺し、改めてニックの部屋を訪問し死体を発見したふりをする。コロンボはいくつかの証拠から物取りの犯行ではなく何者かが部屋に潜んでいたと考えるが…。アカデミー賞受賞の大スター、フェイ・ダナウェイをゲストに迎え、主演のピーター・フォーク自らが脚本を手がけた注目作。
[エミー賞助演女優賞受賞(フェイ・ダナウェイ)]

脚本:ピーター・フォーク
監督:ビンセント・マクビーティ   
ゲスト:フェイ・ダナウェイ(「俺たちに明日はない」)


「だまされたコロンボ」の時も思ったけれど。。。なぜ、新作のタイトルはこう。。。(^^;
 これだと、旧作の「ルーサン警部の犯罪」なんかも、「コロンボ警部対ルーサン警部」なんてのにされてるよー。。。(^^;

 内容。
 最初、「何だー、共犯ものかー」と思った。。。
 共犯ものは、たとえば旧作のパイロット版、「殺人処方箋」なんかもそうなんだけど、あまり好きでは。。。共犯者がもとで露見する、共犯者の口を封じるというパターンが多いので。。。(といっても、「殺人処方箋」のノベルス版で、コロンボが共犯者の女性に対して言う言葉、「ひとりで戦うんだ」は気に入ってたりする。。。関係ないけど(^^;)
 それが最後になって、あの共犯関係の秘密がわかったときは。。。うーむ、レ○だとばかり。。。(^^;
 やっぱり、別に「意外な犯人」でなくても、何かしら、こちらの意表をつくものがあってこそのミステリだと思うのですよね。。。
 横溝正史で言えば、「獄門島」の、「気違いじゃが仕方がない」の真相とか。

 今回のコロンボは、新作としては久しぶりに、随所の手がかりからコロンボが犯人に迫っていき、追いつめて行くところがはっきりしていて心地良かったー。と思ったら、これ、脚本が当のピーター・フォークなのね。なるほどー。

 コロンボが共犯者に言う言葉、「これが彼女の希望なんだ。。。」は、なんだかとても胸に迫った。。。

 「新必殺仕置人」の「約束無用」で、巳代松が仙三に最後に言う言葉、

 「これがおとよの願いなんだ。。。」

 を思わせたからかもしれないけれど。。。

新・刑事コロンボ「汚れた超能力」

刑事コロンボ新シリーズ。
先行発売されたビデオ版のタイトルは「超魔術への招待」。ノベルス版のタイトルは「殺しのマジック」。旧シリーズ版に一番近いのは、このノベルス版かもしれない。

超能力テストを実証し国防省から資金援助を受けようとする超能力者ブレーク。だがそのテストを行なうのは超能力を否定する一人のマジシャン、マックスだった。ブレークがテストに合格した直後、マックスは自宅の作業場で奇術用のギロチンにより命を落とす。実に11年ぶりに製作された新作で、ピーター・フォークは共同プロデューサーも兼ねてかつての当たり役に再び挑んだ。

脚本:ウィリアム・リード・ウッドフィールド
監督:レオ・ペン(俳優ショーン・ペンの父)
ゲスト:アンソニー・アンドリュース



 いよいよコロンボが復活するぞ、、、というワクワク感いっぱいで始まった第1弾。
 旧シリーズの「魔術師の幻想」を思わせるマジシャンの犯人、ただし超能力者を標榜する点やスケールなど、新シリーズの開幕に相応しく大がかりな形に跳ね上がっている。
 コロンボはといえば、白髪が入り、現場を見回るとき老眼鏡をかけ、、、と初老の刑事像。よれよれ感がいや増すが、声は小池朝雄が亡くなっているため、石田太郎が抜擢。思っていたより違和感がなくて逆にビックリ(笑)。
 十年ぶりの犯人像は、それはそれはいけ好かない陰険な犯人で、コロンボが遠慮なく叩き潰すにちょうどよかった(笑)。ただし、解決部分もやたら大げさすぎて、ちょっと鼻白むところはあったかもしれない。まあ、それも復活のお祭りとして考えれば許容範囲か。
 ミステリ的には、可もなく不可もなくというところ。

刑事コロンボ完全捜査記録

刑事コロンボ「策謀の結末」

ホテルの一室でポーリという男が射殺された。現場には空のアイリッシュ・ウィスキーが1本だけ。コロンボは、詩人のジョー・デブリンに目をつけ、捜査するうちに彼の言動の矛盾に気づき、武器密輸の計画を知ることとなる。デブリンのもう一つの顔とは?

監督:レオ・ペン(ショーン・ペンの父であり、代表作は名作「刑事コロンボ/別れのワイン」)
ゲスト:クライブ・レビル(「スターウォーズ/帝国の逆襲」皇帝の声)


 これも、ミステリ的には、あまり興趣はもてなかった。最初の段階で、ああ、これはボトルの傷がまずいだろう、、、と思ってしまうので、最後の詰め手が結局それでは、何のサプライズも感じられないのだ。「黒のエチュード」の花のときと同じである。
 一方、犯人のキャラクターについては、納谷悟郎氏の吹き替えの素晴らしさもあって、かなり魅力的な像になっていた。だからこそ勿体ないなあというところが強い。
 石田版の吹き替えでは、犯人役は家弓家正氏になっていて、少し印象が弱まってしまったかもしれない。が、久々に、コロンボとがっぷり四つに組めるだけの力量を持った犯人の登場は、「秒読みの殺人」「攻撃命令」のあとだけに楽しめた。まさしく好敵手という感じなのだ。
 コロンボシリーズでは、ぜひともこういう好敵手がいてほしい。。。そうでないと、「秒読みの殺人」のようにコロンボなんか要らないよになってしまう。新シリーズでは、どうもコロンボが歳を取って、その結果、若い犯人などは最初から力負けしてしまっている感じがある。

 。。。中村主水の必殺シリーズと似たようなものなのかもしれない。「必殺仕置人」から始まった主水ものは、仕置人ではそもそも主人公念仏の鉄と「対する」関係として中村主水は登場した。そして、「暗闇仕留人」では石坂浩二の糸井貢、「必殺仕置屋稼業」では沖雅也の市松、「必殺仕業人」では中村敦夫の赤井剣之介、「新必殺仕置人」では再び山崎努の念仏の鉄、、、というように、仲間でありながら何かしらの意味で対峙する存在を擁して続いていた。それが、「必殺仕事人」のいわゆる「後期」のものになってくると、三田村邦彦の錺の秀をぎりぎりのラインとして、以降は村上弘明の政、京本政樹の組紐屋の竜といった若手をしか仲間に据えられず、急速に緊迫感を失っていった。その結果、毎回ただの時代劇と変わらない勧善懲悪を紡ぐようになっていってしまった。。。
 中村主水はそのまま哀しくフェードアウトしていったのだが、はたしてコロンボはどうだろう?
 新シリーズを見ている限り、どうにもあまり芳しくはないのだが。。。

い~でじ!!厳選26%OFF◆刑事コロンボ コンプリート DVD-BOX(完全予約限定生産) ※再発売

刑事コロンボ「攻撃命令」

心理学者エリック・メースンの妻ローレンが車で崖から転落死してから半年がすぎていた。その半年の間、メースンは妻が浮気していたことをしり、その浮気相手を殺すための準備をしていたのだ。それは愛犬である2匹のドーベルマンに人を殺す攻撃命令を覚えさせることだった・・・。

脚本:トム・ラザラス
監督:ジェームス・フローリー 
ゲスト:ニコル・ウィリアムソン、キム・キャトラル(「SEX & THE CITY」)



 これは、人気もあるようだけれど、個人的には再視聴しようという気持ちになれない一品。犬を使って殺すというやり方も、犯人がコロンボをこれまた犬を使って殺そうとする展開も、そしてこれをコロンボが安易に見抜いて安易に覆すスタイルも、何もかも好きになりにくい。これが反転するのは滅多な理由では発生しないだろう。
 この犯人役は「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」でホームズを演じた人らしい。それならいっそ、ホームズ的なキャラクターと方法論でコロンボと対峙してくれていれば、、、と勿体ないこと限りない。

い~でじ!!厳選26%OFF◆刑事コロンボ コンプリート DVD-BOX(完全予約限定生産) ※再発売

プロフィール

ピンクル

Author:ピンクル
名前:
おっぺ(カメ)

ピンクル(ゾウ)

カレンダー

02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

リンク

読書メーター

pincleの最近読んだ本

鑑賞メーター

鑑賞メーター
pincleの最近観たビデオ

最近の記事

最近のコメント

Lc.ツリーカテゴリー

ブログ内検索

QRコード

QRコード

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

FC2カウンター