助け人走る第21話「心中大悲憤」

せっかくなので、連チャンで。

さあ、島帰りの龍登場第二作品だ。きっと今度こそメインで出ずっぱりになるんだろうな……と期待して見始める「心中大悲憤」。

 おいおい、出ないよ、宮内洋。どうなってんだい……と。なにしろAパートが終わり、Bパートが終わり、まだ出ないんだもんね。
 出ないのかしら……と思い始めた頃、あっ、出た。
 さあ、出たとなると、後は一気呵成であった。まずは清兵衛さんとの気力対決だ。これは気迫がこもっててなかなかの名勝負だったのではあるまいか。中村主水対市松くらいには行ったぞ、と個人的には思う。

 そして、いよいよ仲間入りして、三人で話しながら殺しに向かうこのシーンは……ああ、これは、これこそは「仕置人」第一話の再現ではないか。涙がちょちょぎれるぞっ。

 そして、
 「俺は、捨て子なんだ」。
 ううーん、昨日の人工的なしゃべりのはまらなさが嘘のようだ。このセリフを聞いた後の残り2人の反応も大人的でよいなあ。
 くく、昨日の物足りなさは、全て今日のこの作品で生かすためのあえていえばまるまる1話使った伏線であったか、と誤読したくなるほどの出来映えだぞ。

 殺しの際の映像も素晴らしい。ただ、龍の殺し技がまだ昨日同様どうもはっきり掴めない形ではあるのだが、ただ、「うらごろし」の若の殺しかたよりはなんだか恐ろしい技らしいことは分かる。「凶運大見料」とかで見たときの方が、わかりやすく洗練はされていたけれど、迫力は薄れていたかもしれない。
 ああ……いい作品を見た……。
 (感涙)

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助け人走る第20話「邪恋大迷惑」

出た! 快傑ズバット、ではない、島帰りの竜。待っていたぞ。

 かの宮内洋が必殺に出ていた、それも仕置人として。宮内洋なら沖雅也の市松に勝てるぞ、と思いつつ早数年、再放送を姫路市で見ることができたのが2回、(「凶運大見料」と「地獄大搾取」だった)、そして最終回シリーズのビデオで「解散大始末」を見ることができ、宮内洋演ずる島帰りの竜の勇姿を見るには見られていたのだけれど、オープニングには顔一つ出ないわ、なんだか変身後のV3みたいな技だわ、どうも虐げれているぞ宮内洋! ……と、思いつつ。

 必殺史上初の仕置人としての殉死者(為吉さんは情報担当者ですから)の割に知名度は低いし、宮内洋が大根役者だから悪いんだろうか(注・私が言ったのではない、宮内洋がSF大会に来たときに自分で言ったのである。SF大会DAICON4(ダイコンフォー)に来たとき、「なんで自分が呼ばれたのかなーと考えました。ああ、そうか、芝居が下手だからだ……下手な役者を大根と言います」と言って我々を爆笑させていた)。
 実際、Gメンとか出ていたときも、セリフ回しがあまりに人工的で浮いてたもんなー。丹波哲朗なんかの弟子になるからだぞー。

 さて、いよいよ初登場、いくら何でも初登場の回ではメインで出ずっぱりになり、目立つ扱いになるだろう……と思った私が浅はかでした。もしかして、元々の脚本には存在しなかったのではと思うほどのつけたり的な出方で、エンディングでの配役の出方も為吉たちの後とは……これじゃあ通りすがりのゲストではないですか。

 いや、本編の出来はなかなかよかった。全編、仕置人の悲しみのテーマが流れ続け、萬蔵さんのストーカーぶりも気色悪く、吉田日出子の演技も不気味で、久々の佳作ではないかと。
 しかし、宮内洋は……やっぱり自然体の平内・文十郎の会話の中に割り込むと人工的で大根役者だなー。確かこのころちょうどV3が終わった頃じゃなかったかしらん? 助け人として必殺デビューを果たし、いよいよ本格的アクション役者になるはずだったのに……ゴレンジャーに呼ばれて「おもちゃもの」に復帰したためさらに人工役者ぶりに磨きがかかり、今の彼がいるわけでしょうか。(でも、おかげでズバットができたけど)

 そう。宮内洋の島帰りの龍、実際この20話では単なる顔見せ。いよいよとなるのは次の第21話「心中大悲憤」なのである。刮目して見るべし。


助け人走る

中村主水の登場する「主水シリーズ」でないが故にか、なかなか再放送などを見かけることがなく、大学生時分漸くのことで出始めていたビデオソフトで第1話「女郎大脱走」を見ることができた……たったこの1話だけが収録されていて約1万円。今からだと考えられない値段だったのだ。それでも、はるばる東京神保町の店にまで買いに行った。確か同様に「必殺仕置人」第1話のみが収録されたビデオソフトを買って、中村主水の若々しさに感動していたはずだ。

「助け人」の名に恥じず、もはや取り返しのつかない事態になる前に被害者を助け出す、そんな比較的明るく軽快な第1話だった。それでも、田村高廣演じる演じる中山文十郎が「裏か……!」と緊張を見せるシーンなど、演出的にはやはり必殺そのものだったし、中谷一郎演じる辻平内のキセル殺しも迫力があった。

それでも、第1話のこのビデオを見て、「あれっ」と思ったのは、事前の風聞で、レギュラーの助け人に「宮内洋」がいたはずだ……と思い、その姿がなかったためだった。
宮内洋演じる助け人の名は、島帰りの龍。
実は、龍は2クールめの途中、第20話からの加入であり、この第1話等では存在していなかったのだが、当時はまだインターネットはおろかパソコン通信すらたぶん存在していなかったのだ。やっと、ワープロ「書院」などが出回り始めたばかりだった。

龍が存在しなくても十二分に面白い「助け人」だったが、それでも宮内洋の演じる必殺シーンを見てみたいという気持ちが強かったため、かなり欲求不満になっていたものだった。

その後、帰省先で再放送しているのに出くわし、島帰りの龍の姿を見聞することが叶い、また、ビデオソフトで「必殺最終回シリーズ」なるものが現れて、最終回での龍を見ることもできた。

だが、龍の初登場シーン、加入のいきさつ等を見るには、また数年を待つしかなかった。

全話を見たとき、必ずしも龍の存在意義は大きくはない。文十郎・平内コンビのみで全話を描ききることは不可能ではないし、これだけで十分条件であったとも思う。

だが、それでも島帰りの龍がチームに加入することになったエピソードは、宮内洋の魅力が十全に見られる佳作には違いなかった。

宮内洋が「必殺」と関わったのは、わずかにこの「助け人」1作であり、またその1クールと少しの期間でしかない。もし、宮内洋が沖雅也のように「必殺」の主役的な位置で仕置人を演じる機会があったとしたら……宮内洋のその後も、「必殺」のその後も、また変わっていたのではないだろうかと思ってみもする、そんなときもあるのだ。

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