新井素子「チグリスとユーフラテス」

遠い未来。地球の人々は他の惑星への移民を始めた。その九番目の惑星「ナイン」に向かう移民船に搭乗したのは、船長キャプテン・リュウイチ、その妻レイディ・アカリを含む30余名の選りすぐりのクルーたち。人々は無事ナインに定着し、人工子宮・凍結受精卵の使用により最盛期には人口120万人を擁するナイン社会を作り上げる。だが、やがて何らかの要因で生殖能力を欠く者が増加しだし、人口が減少しはじめ、ついに恐れられていた「最後の子供ルナ」が生まれてしまう。たった一人、取り残されたルナは、怪我や病気のために「コールドスリープ」についていた人間を、順番に起こし始める。最後の子供になると知りながら、母親は何故自分を生んだのかを知るために。また、ナインの創始者でもあるアカリに惑星の末路を知らしめるために。ルナと四人の女たちで語られる、惑星ナインの逆さ年代記。

 感じるところはいろいろあるけれど、とにかく、最初に「ルナ」が少女ではなくて「何」なのかマリアが気づいたところがこわかった。
 マリアとゼウスは、何となく、新井素子さんと旦那さんがそのまま投影されているみたいで(わざわざあとがきで触れてあるくらいだから、実際はそんなことないのだろうけど)、「新婚物語」の続きみたいでそう思うとまたこわい。

 「人生には何の意味もない」として。。。
 死ぬときに、「何の意味もないかもしれないれど、楽しかった。。。」と思って死んでいけたらいい。。。と
 「やりたいことをやった」。。。と
 そう思って、死んでいくとしたら。。
 でも、そのやりたいことが、「悪いこと」で。。。
 「悪人」として平気で生きて行けたら楽しかったり楽だったりするんだろうか。。。
 なんていうことを考え始めてしまったりもして。。。

 でも、とにかく、思いだし始めたら、自分はすでに、山ほどに「悪いこと」をしてしまっていたりするわけで。。。
 それなら、やはり、偉そうに、かっこつけて、前向きに生きるなんてことをするのは、それもまたとても悪いことだと思えてならない。。。
 これはもちろん、自分だからそう思うことで、もし誰か他の人がこんなことを言うのなら、そんなことはないよと慰めるのだろうけれど。。。
 でも、自分には言えないし。。。
だから、レイディ・アカリのようにも生きられないのだ。。。
 決して、そんなふうな生き方をしてはならないのだと。。。

 たぶん、自分で自分に許せる生き方というのが何か。。。 また考えないといけない。。。
 けれど、どこまでも、自分を正当化していたい気分がつきまとってきてしまう。。。
 だからといって、開き直って「悪い人間」になってしまうのは、それもやはり。。。
 考えだすと、そしてまたぐるぐる回りだしてしまうのだけれど。。。
「偉そう」になってしまうのを制することを忘れがち。。。
 こんなことを書いているのも、そうなのだけれど。。。
 たぶん、欲しがっているのは、、、
 コスモス空を駆け抜けて。
 それはとても臆病なことなのだと知っていても。
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