必殺仕事人V風雲竜虎編第2話「将軍の初恋騒動!」

旋風編が(とってもひっそりと)終わって風雲竜虎編になって、何が変わったかと言えば、「主水○○する」というサブタイトルがなくなったこと。とはいえ、それは激闘編の時に通過済みのことだし、「○○する」でないといっても、第1話が「謎の二枚目殺し屋登場!」だし、この第2話も「将軍の初恋騒動!」だし、全然ハードでダークな必殺シリーズじゃないなぁ・・・という感じではあったのだ。

第1話を観た限りでもそれほど「旋風編」と比べて格段に良くなったという感じもなく、まあ義理と人情で(笑)観たくらい、かな。で、やはり物語としては、というより、ゲスト(特に将軍役の演技プラン。津島恵子さんはさすが悪くなかった)と演出はかつての必殺とは比ぶべくもなかったのだけど、……影太郎。

仕事人IV以降、観ていてマンネリとしか言えなかったのは、仕事人たちがいつも判で押したようなセリフしか吐かなくなってしまった点があったと思う。「仕事人」おとわ編辺りまでは、つい画面に見入り聴き入り、何度もくり返しその役者さんの顔、表情、目を見据えてしまうようなセリフがあったものだ・・・

ところが、あの秀も、勇次も、中村主水さえも、いつもいつもおんなじセリフしか言わない。またそのセリフか、何回言ってるんだよそれ、思い入れたっぷりに陰鬱な面持ちで言ってるけど、全然こっちの魂に響かないよ、それ。「金を取らなきゃ、ただの人殺しだぜ」。オイ、金をもらったら人殺しじゃなくなるのか、どういう理屈だそれは、特に三味線屋勇次。どこで読んだんだ、そんなこと、なんの本に書いてあったんだ?(←ここ数行、貫井徳郎「殺人症候群」とTVドラマ「俺たちの旅」からの盗作ですm(_ _)m)

「新仕置人」にしても「仕置屋」にしても、その回まるまる凝視していなくても、いざそのシーン――鉄のその場面は、市松のその場面は、という感じで、ガバとばかりに顔をあげて画面を注視しないではいられない、そういうシーンやそういうセリフのところがあったのだ。

失われて、久しかったのだ。

秀や勇次が退場したのち参入した政も竜も、その点では全くおなじことで、手垢の付いたセリフをさも重々しい口調と表情で言うだけで、「もういいよ、それは」という感じで、驚きも切なさも感じられなかった。そう、激闘編の壱や参のみだったのだ、多少なりと渇きを癒す場面を見せてくれたのは。(個人的には、助っ人のうち弐はべつだん政や竜と変わるところがない)

助っ人でしかなかった壱や参と違い、メインキャラクターとして中村主水の仕事人グループに新加入してきた、かげろうの影太郎。だが、三浦友和だし、ということで全然何の期待もしていなかった。
だから、その飄々としたキャラと、それまでの仕事人の言わなかったはずのセリフを特に悲壮感もなく軽い口調でひょいっと言ってしまうのは新鮮な驚きだった。

この「将軍の初恋騒動!」はタイトルもタイトルだし、決してドラマとしてすごいモノではやはり全然ない。けれど、かげろうの影太郎のキャラクターが第1話と違っていよいよストレートに描き出され始めた回なのだ。

久しぶりに、主水と対峙できるだけの器を持っていたはずのかげろうの影太郎。ひょっとしたら、彼こそが、久しぶりに主水の運命を変えられる可能性を持っていたのかもしれなかったのだが・・・
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おっぺさん

>オイ、金をもらったら人殺しじゃなくなるのか

ははははは!
そうですよねー 私も後期の仕事人観てた覚えがあるんですがいつも同じこと言ってた気が…
でも何か作業やりながら観れて安心感&安定感があるのかもですね。そういう時代劇。
お年寄りがビックリしないで見れると思います…。

かげろうの影太郎って知ってる人少なさそうなキャラですね。
わたしはこちらのブログで初めて知りました^^;

あ、もうひとつ

たびたびすみません。
おっぺさんは「主水死す」はご覧になったんでしょうか。
タイトルは衝撃的で内容も渋いのにあまり面白くないとの噂が…。

時代劇は必殺です

予告編があるじゃないですか。あれが、「仕事人」の最初のうちまでは、なかなかかっこいいものだったわけですよ。特に「仕置屋」「仕業人」なんてそうです。それが、「仕事人」の途中から、簡単に粗筋を言った後「時代劇は必殺です」とか述べ立てるようになっちゃった。その辺りからドラマがルーティンになってきた気がします。で、お年寄りが安心して観られる「時代劇は必殺です」と。
あたしゃ、途中でトイレに立っちゃうとストーリーが分かんなくなりかねない必殺の方が好きです(笑)。

主水死す

タイトルは衝撃的です。内容は渋くないと思います(笑)。見所は、津川雅彦さんの怪演と主水の最後数分の表情です。
忍者(あるいは忍者みたいな仕事人)がピョンピョンピョンピョン跳ぶドラマを渋くするのは至難の業です(笑)。

ありがとうございます!

そうですよね~
でももし親と観るなら一緒に前期作品観れないなってこないだ思いました。
仕事人5は母と安心して観れました。
そして怒るところもないくらい引っかかるものもなく…

仕事人の無味無臭を見てると顔にスス塗ってる巳代松のダサさとか嘘みたいです。

そう、無味無臭。鉄や大吉(仕留人)、印玄らはもとより、市松己代松も女遊びをしていたのに、政や竜は清廉潔白です(笑)。秀だって最初は相当の遊び人ぶりだったのが、いつの間にやらガチガチの純情な硬派に・・・
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