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必殺仕事人第83話「沈め技花嫁偽装返し突き」

これまでの必殺シリーズについては、シリーズ全体やキャラクターへの言及はもとより、各エピソードについても多く語られることがあった。つまり、「名作」「傑作」「異色作」と語り継がれるエピソードが様々にあったのだ。
「必殺仕置屋稼業」の「一筆啓上業苦が見えた」や、「新必殺仕置人」の「裏切無用」「質草無用」など、最終回以外で「このエピソードについてはぜひ語りたい!」とファンが思うような回がすぐに思い出せる。

それが、この「必殺仕事人」では鹿蔵編に主に集中しているようだ。おとわ編にも間違いなく存在しているが、六蔵編以降、一気になくなってしまう。何があるかなあ・・・とにかくタイトルをみても「あーアレ」と思い出せるのが竹光刺しくらいなんだもの(笑)。

しかし、ごく個人的に推したいエピソードが、最後の最後、最終回の1話手前に存在する。
第83話「沈め技花嫁偽装返し突き」は、やっぱりタイトルについては無視していいのだが(一応「花嫁」は存在する)、いかにもハードな仕事人らしい「人」について描いてある秀作だと、個人的には感じた回だった。

「被害者」=「依頼人」は、同じ加害者に揃って夫を殺され、遺された妻ふたりだ。彼女らは奉行所=中村主水に訴えるが取り上げられず、仕事人に依頼を出す。加代や秀が依頼内容の裏打ちをしている中、片方の依頼人の子どもが病気になるが、治療代が足りないために医者が途中で帰ってしまい、死なせてしまう。そこから・・・

このエピソードは、仕事人らしい「人」について描いてある作品だと書いた。だから、これ以上のあらすじには触れない。
ただ一つだけ書いておきたいことは――主水や、そしておそらく他の仕事人たちも、最後の最後まで、仕置きした人物のことをシンプルに「悪」と断じていただろうことだ。主水にとっては間違いなくそうだろう。
同情も憐憫も、そこには存在していない。どうしてこんなことになってしまったのか、言い訳も弁解も、泣き言も、言ういとまもなかったからだ。言う謂われも、必要も、他の何物もなかったからだ。
全て失われてしまっていたからだ。

主人公達の誰からも憐憫さえ与えられることも、それどころか、その背景についても知られることなく、ただ仕置きされていった。
ここには、そんなとても淋しい物語があった。
とても個人的に、そう・・・感じた・・・

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