刑事コロンボ「闘牛士の栄光」

刑事コロンボシリーズ。闘牛士・モントーヤとその父親・エクトールとの行き違いから起こる悲しい事件を解決する。
 休暇中のコロンボは夫婦でメキシコ旅行を楽しんでいたが、愛車で追突事故を起こして車をとりあげられ困り果ててしまう。そこで昔なじみのサンチェス警部がなんとか車が早く戻るように手配してくれるという。その間、コロンボは伝説の闘牛士モントーヤの親友が殺害された事件につきあうことに…。

脚本:ブラッド・ラドニック
監督:テッド・ポスト 
ゲスト:リカルド・モンタルバン(「スター・トレック2/カーンの逆襲」)


 最初観たとき、今ひとつ事件の概要がピンと来なかった。動機がすんなりと心に入ってこなかったというのがある。
 この作品は、ホワイダニットで、つまりは「なぜ、そんなことを?」という、動機が一番の謎であるというタイプの作品だ。犯人が誰かというフーダニットほど意外性などのサプライズを造り出すのは難しいが、成功した傑作も知っている。この「闘牛士の栄光」の場合、あとからジワジワ動機の哀しさが伝わってきた。

 そういえば、ずっと昔のことだが、「だから殺した」とかいうタイトルの短編ミステリを書いたことがある。これがタイトル通りのホワイダニットで、こんな動機での殺人とはなかなか思えないだろう、それにこの動機ならこの犯人があり得る、逆に言えばこの動機が解らない限り、この人物が犯人であるとはとても思われない、そういうフーダニットとしても成立させられるはずだ、、、とか思っていた。確か「小説推理」に載っていた誰かの作品の一節が気になって、そこから思いついたネタだったので、高校生の頃考えたんじゃないだろうか?

 その「だから殺した」の動機ネタが、今思えばある種「闘牛士の栄光」タイプの動機だったのだ。風格は全然違うが(笑)、この動機は、ある種の人たちには理解できない動機なのかもしれない――とも思う。

刑事コロンボ 完全・ Vol.18 闘牛士の栄光/魔術師の幻想
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