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ヒトミ

『もう一度、ピアノが弾きたいと思いませんか』
 ピアノ教師のヒトミは、交通事故で全身が麻痺してしまう。寝たきりのヒトミを見守る恋人・小沢。が、ヒトミは小沢を受け入れようとはしない。半年後、新開発の「ハーネス」をつけないかという話が持ち込まれる。それをつければ、もう一度、動ける体に戻れるというのだ。必死のリハビリで、歩くことはもちろん、字も書けるようになるヒトミ。しかし、大好きだったピアノには触ろうともしない。そんなある日、ハーネスの欠陥が発見されて……。
作: 成井豊+真柴あずき
演出: 成井豊+真柴あずき

水谷ヒトミ: 坂口理恵
小沢: 上川隆也
岩城: 近江谷太朗
佐久間: 真柴あずき
大友: 菅野良一
郁代: 大森美紀子
典子: 岡田さつき
朝比奈: 西川浩幸
若杉: 今井義博
あつこ: 津田匠子


 生きている、、、っていうのはどういうことなんだ、と考えたことのない人もいるんだろうか? 生きている意味、意義があるのか、別にないんじゃないのか、そんなふうに。
 生き続けていくというのは、苦しかったりつらかったりするものだ。なぜ生き続けなければいけないのか、何の意味があるのか、生きていなければいけないのか。
 半村良の「妖星伝」という長大なSFの中で、「生まれてしまったから生きている」というフレーズを読んだのは高校生の頃だった。

 人は、いろいろな事情や、理由や、しがらみのせいで、生き続けていなければならないのだ。特に意味や意義がなくっても。
 そして――生きていくのはつらいから、苦しいから、哀しいから、何かしら生き続けるために楽しみを見つけないとならない。
 それで、本を読んだり、映画を観たり――おいしいものを食べたり、歌を唄ったり、スポーツをしたり、、、するのかもしれない。。。
 この「ヒトミ」という物語を観て、なんだか久しぶりにいろいろと考えてしまった。
 どうして、生き続けているんだろう。。。

 三原順「はみだしっ子」のグレアムの選択に対して、どうしても留められる言葉を見つけることができなかった。アンジーがそうだったのと同じように。
 アンジーが言った。「だって、、、俺も、自殺しようとしたことがあって、、、でも、失敗して、、、だから、今度するときにはちゃんとしようと、、、なのに、グレアムのを、、、」
 そして、それに対して慰めようというジャックの言葉には、とても寂しいことだがうなずき抜くことはできなかった。。。

 鷺沢萠という人の本をちゃんと読んだことはない。けれど、「はみだしっ子」の解説を書いていたから、その名前を知っていた。店頭でその本を見かけることはもちろんあった。いつかは読むこともあるのかな、と思ったりもしていた。
 けれど、鷺沢萠は死んでしまった。自分で死んでしまった。それがとてもつらくて、、、読んだこともない作家で、知りもしない人間だったのに哀しかった。それは――なぜかといえば、「どうして?」と思ってしまったから。
 どうして、それを選んでしまったんだ、鷺沢萠? あなただって同じだったはずだ、、、グレアムを、留めたいと、きっと思ったんだろうに。それなのに、そう思ったはずのあなたが、どうしてそれを選んでしまったんだろう? 選ばずにいられなかった、、、そういうことなんだろうか? どうしても、、、そうせずには、、、

 私は、今はまだ死ねない。死ねない理由があるので、、、だから、とにかく生きる方を選ぼうと思っている。
 「ヒトミ」という物語そのものについては語らないで終わってしまったけれど、つまりはそういうことを考えながら観てしまう物語だった、つまりは、、、
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