「A.I.」

監督: スティーヴン・スピルバーグ
脚本: イアン・ワトソン スティーヴン・スピルバーグ
原作: ブライアン・オールディス
出演: ハーレイ・ジョエル・オスメント フランシス・オコナー ジュード・ロウ サム・ロバーズ ブレンダン・グリーソン

故スタンリー・キューブリックが長年温めてきた企画をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したSF人間ドラマ。
近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子供のロボットに、実験的に愛をプログラムする試みが初めて行われた。少年は夫婦の愛情に包まれ生活を送るのだったが……。


 ファミリー向けの感動作、というものなんだろうと思いながら見始めた。あまり得意分野ではない(笑)。
 初期設定を聞くと、なんだか「鉄腕アトム」じゃないかとも思ったのだけど、出だしの謎のナレーションが少し「?」。これはあとで、「あー」と判ったけれど。

 最初のパートでは、母親の子供への愛情と執着、そして。。。という感じでオーソドックス。でも、実の子が戻ったからといきなりしないし、実の子の方も特にはイジメや差別をしないところはパターンに堕してなくてホッとしたところ(笑)。この辺りあまりにパターンパターンが多いし。。。「ピノキオ」の絵本の読み聞かせのところ、イジメかと思ったけれど、兄ちゃんは本気でデイビッドも喜ぶと思ったのかもしれない。

 などと思っているうちに、パートが変わって「捨てられて。。。」。ここから、全然「ファミリー向け」でもなんでもないことが発覚してくる。描かれる「廃棄」ロボット達の描写、そして続く殺戮シーンなど、絶対「お子様と一緒に見ましょう、愛と感動の名作」ではない。宮崎駿じゃなくて富野由悠季の形である。それ以前にセックス・アンドロイドのジュード・ロウもいたけどね。この辺り、「セクサロイド」という専門用語1つで済まされていたけど、それで通じるとは時代も変わったもので。。。

 あれよあれよという間に逃避行からドクター知識、そしてマン・ハッタンと続き、本当に「鉄腕アトム」だなあと思っているところで、出ました。大将軍ガルーダの悲劇。この場面は、どう見てもガルーダの悲劇の場面そのままで、これはデイビッドが自分をロボットと勿論知ってはいても、「自分が唯一無二の存在ではない」「やっぱりただの作り物でしかない」ということを、博士のセリフとは全く裏腹に見せつけられる場面で、あまりにも30年前のこちらのロボットアニメ「コンバトラーV」をスピルバーグ見てたでしょう、というところだけれど、それはさておき印象的なシーンには間違いない。デイビッドは、ガルーダみたいに、「ガルーダ○号、感情回路に欠陥。失敗、廃棄」「ガルーダ○号、。。。。。。失敗、廃棄」と、自分の母と信じていた人の声が冷たく記録していたのを聞かされたりしなかった分、まだ幸せか。

 そして、突然「そうして二千年が経った」のナレーションにはやはり引っ繰り返りました(笑)。これはなんだか、、、途方もない、、、と思っていると、これまた謎の宇宙人だか未来人だかメカ人間だか、解らない連中。で、冒頭の謎のナレーションのことはこれで判りましたけど。

 最後のクローンともなんともつかない再生技術とママの限定記憶の件はあまりに大雑把すぎてうーんと思うしかないけれど、髪の毛の伏線だけはちゃんとできていたと言えば言える。というより、この熊さんの存在がこの映画の一番の功労だと思う。ジュード・ロウは要らなかった気もする。。。最後のおれは、存在した」のセリフもこの映画そのものへの奉仕にも貢献にも関係はなかったので。

 と。見終わってみて、これは「愛と感動のファミリーもの」だと思って観た人には非難囂々だったんじゃないのかなあ、と。これは、もしかしたらよくできた短編SFを、そのまま映像にしたような感じじゃないか?。。。と思っていたら、原作はブライアン・オールディスでした。すみません、アシモフ関係かと思ってました(^^;

 同じ「ピノキオ」モチーフでいうなら、「愛」の形は違うけれど、日本のコミック「電影少女」が記憶に残っている。いや、これ長いので全部ちゃんと読んではいないんだけど(笑)。

 CGなどの技術やらはさすがに凄いもんだと思ったのだけど、全般的に焦点が絞れてない感じでありました。あ、主役の少年の演技は悪くないです。熊さんも(笑)。

A.I.
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