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「アルジャーノンに花束を」アメリカ映画版

監督: ラルフ・ネルソン
脚本: スターリング・シリファント
原作: ダニエル・キイス
出演: クリフ・ロバートソン クレア・ブルーム リリア・スカラ レオン・ジャニー ルース・ホワイト
知的障害を患う青年チャーリーは、脳手術によって一般人を上回る知能を身につけた。そして実験用のネズミ、アルジャーノンと仲よしになる。だがある日チャーリーは……。原作はダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』。


 原作を読んだのは、高校生の頃のはず。翻訳のがんばりは、やはりあの「漢字」の使い方に尽きると思った。
「どうか……どうか……読み方やかき方を忘れないよおにしてください……」
 そう書きながら、しかしすでにその書き方は。。。このつらさ、きつさ、悲しさ、淋しさ。。。他に類のないものだと思う。
 映像化なんてしたところで、一体これをどう表せるんだろうと思いながら、映画版の存在は知っていた。特に観ようとも思わなかった。
 そして、日本版のTVシリーズを先に観ることになった。これはこれでよくできていて、ドラマとして素晴らしいものだったと思う。やはり連続ドラマとして時間をかけて語ってきただけの意味がある。
 さて、一体映画版は――ということで今回ついに観てみることにした。私は字幕より吹き替え派なので(でも、アイドルやタレントの吹き替えはごめんこうむりたい。プロの役者たる声優の技を聴きたい)、これも吹き替えで観たかったのだが、字幕版しかなかった。。。が、あっと思った。のは、見始めてみると、字幕だということを生かして、あの小説版の翻訳のテクニックを使っているのだ。つまり、チャーリーの知能の状態によって、字幕の「ひらがな」と「漢字」を使い分けている。
 これは予想しない字幕のがんばり具合だったので、ちょっとうれしかった。私が字幕版をあまりよしとしないのは、特に本格ミステリ系など、謎解きや驚きに必要不可欠な微妙なニュアンスや伏線が無造作にカットされてしまったりねじ曲げられてしまったりが哀しいというのが大きいのだが、こうしてがんばった字幕になっているのを観ると、「ありがとう」と感じてしまう。
 さて、それはともかく肝心の中身なのだが、まず、日本版連続ドラマと比べて、これはやはり吹き替えでないせいなのかもしれないが、チャーリーが「手術」前でもそんなに知能程度が低そうには見えなかった。逆に、「手術」後も「天才になった」と言われていてもさほど天才そうに見えない。本来、このギャップの大きさがあるからこそ、衝撃や感動につながったと思うのだけれど。。。また、「アルジャーノン」の退行から、自身の再転落を悟るくだりもこの映画では。。。
 やはり、長編小説を2時間程度の映画に収めるのはかなりかなりの無理無理なのだと結論するしかないのかな、、、と今回も思うばかりだった。
 日記形式で原作が書かれたことの意義は大きい。

アルジャーノンに花束を
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