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新必殺仕事人第37話「主水娘と同居する」

第37話「主水娘と同居する」は、他の新仕事人エピソードと比べて特に突出したドラマというわけでもない。やはり何かしらの物足りなさを感じることは否めない。

が、ここでの主水の姿は、これが「仕留人」「仕置屋」「仕業人」「新仕置人」「商売人」……と辿ってきた中村主水の最後の姿だったのだ、と見たとき、小さな安堵のようなものを感じさせるものでもあるのだ。

主水の辿ってきた、ヒーローとしての、修羅としての、「恐ろしい男」としての道。どれだけ多くのものを失い続けてきたことだろう。仲間を、夢を、恋を、友を、家族を、自分の信じる「正義」を、全て失い、みずから踏みにじり、信じられなくなり、捨て去り、忘れ去り、唾棄し、置き去ったきた……

待っているのは、「いずれ私も地獄道」のはずだったのだ。

だが、「ぎりぎりいっぱい生き」のびた主水は、「新仕置人」チーム時代と同じように長い年月を共にするようになった若い仲間達を得ることをし、「仕置」でなく「仕事」を、「商売」ですらない「仕事」を、一歩退いた形で手にした……

そこに展けたのは、修羅を一呼吸外して「裏ですらも昼行灯」になっての、死から逃れる道だったのだ。
そうして、主水は仲間達を喪失することも免れるようになった。

「正義」や「信念」や……そうした、青臭いままだった部分を血みどろになりながら剥ぎ取った主水は、それらへの拘りを捨て去ることでもはや「ヒーロー」性は失い、昔から彼を追い続けてきたものにとって魅力をなくしたかもしれない。

だが、それが彼の選択だったのだ。
この時点で、どぶ川の中に顔をつっこんで死んでいる主水の未来は消失した。余生を弛緩した老人として仕事人の思い出を孫に作り事のように話す主水像が生まれてきたのだ。

生きのびる……それを貴重にするならば、そう、確かにこれでよかったのだ。

次に主水が「青臭い」ことを……「許せない」ことを口にしたとき……再び多くの仲間達を失うことになった、「裏か表か」事件が発生するのだ。

主水が「娘と同居」し続けることが出来ていたなら、すべての未来は塗り替えられていただろう。

この「主水娘と同居する」は、中村主水やその仲間達にとって、最終最後の分岐点だったのかもしれない。

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名作の由来

一般的に「名作」と言われる「主水、娘と同居する」ですが

考えてみると、主水とおきぬのドラマは、「被害者」「頼み人」サイドでよく見られるストーリーです。それを主役である主水を対象にして行った事で、ドラマチックになったんでしょうねえ。

……でも、それはあくまで「被害者サイド」の物語であって、「闇の仕事師サイド」の物語ではない(秀や勇次に「娘の恨みを晴らしてやってくれ」と頼む主水は、他の作品において「こ、このお金で恨みを~~!」と頼む依頼人と、全く雰囲気が同じでした!

同じ「身内の仇を討つ仕事師」としても、(前期と後期を比べるのはどうかとも思うんですが)仕留人の糸井貢は、もっと「仕事師サイドの物語」になっていたと思います。

ですので、この「主水の娘の恨み晴らし」と言う要素を取っ払ってしまうと……後は、可もなく不可もない「普通の回」と言う訳です(←酷い言い草だ!)。

P.S.おっぺさん。どこか(ネット?)でお会いしてると言うみたいですが……「あの方かな?」「この方かな?」と考えてみたものの、心当たりが多すぎて分かりませんでした!(笑)
 何はともあれ、また今後もお伺いさせて頂きます。

私にはこの回以降の「新仕事人」は最終回も含めて印象が薄いものになっています。「仕事人III」以降はなおのこと……
なので、「裏か表か」事件は劇場版なので別にして、私にはこれがTVシリーズにおける「中村主水物語」のラストエピソードみたいなものなんです(笑)

こんばんは、おっぺさん、涼しくなりましたがいかがお過ごしでしょうか!?

私にはこの時の主水には青臭い正義感を感じました。
俺だって親が許せない…云々。
主水は周囲とは逆に年をとっていく「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の主人公のようです。
無印仕事人の鉄砲話がしっくり来なかったので、もしかすると主水というより脚本家の方が相性良くないのかもしれません。あくまで個人的に。

駄目な話ではない、単に薄い話だと言われればその通りなんですが。笑

リアルタイムで仕事人シリーズを見ていたとき、脚本が吉田剛さんだと最初から「今日もだめだろうな」とか思いながら見始めたり、あるいはエンディングテロップを見て「やっぱり吉田剛か、そうか、やっぱりそうだったか」と怒りを感じたり、そんなふうでした。でも、再放送を見返していると、まだしも中原朗さんやらのものに比べると吉田剛さんのほうがよかった(笑)
吉田剛さんの功罪はいろいろあると思うのですが、とりあえず今さら「罪」の部分を取り沙汰しても仕方ないし、「いいところもあった。かげろうの影太郎とか」と思うばかりです。まあ、せっかくの影太郎も活かされな(以下削除だ(笑))
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