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必殺仕事人第2話「主水おびえる!闇に光る目は誰か?」

第一話では、なんと錺の秀と主水達との直接の接触は無いままに終わった。
 今なら第一話と第二話をマゼコゼで2時間スペシャルで始めてしまうところかもしれない。だが、第一話と第二話では、コンセプトがまるで違う。
 主水が江戸プロフェッショナルへ戻ってくる、それが左門の「仕事人」に足を踏み入れることとリンクしてくるのが第一話だが、第二話は秀の物語のスタートだ。かなり贅沢な造りには違いない。新キャラ1人1人に1話ずつ充てて参入劇を描いたのは、後にも先にもこの「仕事人」が唯一のはずだ。
 それだけ力が入っていたのだろう。

 地味だが渋いと評される「商売人」と並べても、この「仕事人」も地味で渋い。物語も渋いし、殺しも地味だ。仕置人から新仕置人までの度肝を抜く奇抜な殺し技は商売人たち同様仕事人にも存在しない。ただ斬り、突き、刺す。
 そして陰鬱なドラマ。

 この第二話では、主水・左門と秀はお互いに警戒し正体を探り合い、そして救いのない結末へ雪崩れて行く。続く第三話で見せた、プロットに仕掛けられた人間関係の罠もすでに小技のように組み込まれており、それが単にトリックとしてのみでなく、ドラマの哀切さを際立たせるために機能もしている。
 そして、ゆえに、秀の鑿のひと突きは重たい。
 秀自身が規定したかった『仕置の痛快さ、爽快さ』など微塵もない。

 「どうだ、若いの。胸がスカッとしたかい……おめえが今までやってきたのは仕事じゃねえ。ただのガキの遊びよ。本当の仕事ってのは、いつもこんなに苦いもんだ」
 果たして、秀に言い放つ主水の脳裏に、かつて仕置人を始めたばかりの自分が浮かんでいたかどうか。

 いったい、「仕置」のことを「仕事」と言うようになったのはいつからだったろう。最初の仕置人時代にすでに言っていたかどうか覚えていないが、新仕置人時代には間違いなく「仕事」と言っていた。仕置屋稼業でも言っていた記憶はある。「仕置」はともかく「仕留」とは言いにくいから、仕留人あたりからの言い方かもしれない。
 印象的なのは、新仕置人「裏切無用」での、ボロボロの主水の「俺も、行くぞ……これは、仕事だ……」という言葉だ。まるで、使命ででもあるかのような――。

 そして、運命。
 「仲間にしてほしい」と言ってしまった秀に対して、主水は本音を洩らしたはずなのだ。
 「可哀想な野郎だ……おめえもいい死に方できねえや」
 まさかこの『仕事人』という新事態が、自分たちの運命そのものを大きく変えて行くとは、さすがにわかるはずもなく……


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